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2009年4月7日に行われた「ちえふくろう勉強会」のレポートをご紹介します。
78歳の「ぎっくり腰の王子」こと岡田厚美の渾身の取材です。


第49回 ちえふくろう勉強会 「直葬・密葬・家族葬のちがいについて」レポート_e0178845_1248388.jpg


このところ映画「おくりびと」が外国映画部門アカデミー賞を受賞してからは、死を語るのは縁起が悪いという日本の風潮に変化が感じられます。それは長寿時代の余裕なのか、お独りさまが増えているゆえんか分かりませんが、自分の最期を自分が望むような美しい
かたちで迎えたいという希望が増えたように思われます。
さらに、葬儀の方法にまで、従来の仕来たりを廃し、新しい方法がみられます。
今回の勉強会では、代表的な現在の新しい葬儀の方法、「火葬・密葬・家族葬」について学ぶことになりました。
午後2時開始。西田社員の笑顔の司会で始まり、講師は㈱コネクト社長三国浩晃。
参加者26名で、その年齢は40代から90代までと幅広く、なかでも60代6名、70代が9名と最も多く、若い人はみられません。都区内の方が半分、横浜から、川崎から、遠くは藤沢、習志野、調布からも参加されております。やはり女性が多く70%近い数字を占めました。皆さん真剣な表情で熱心に聴き、質問も盛んです。
今回はNHKテレビの取材が入り、テーマは厳粛でも華やいだムードが添えられた感じで、カメラを向けられて質問に答える参加者にも、活き活きとした表情が読み取れました。
後でお聞きした参加者の声のなかに「三国社長のお話は判りやすい、魅力的です」など好評のようです。高齢者の方にも理解しやすい話し振りなのでしょう。
三国講師は話の冒頭、今回で49回になる、過去5年を振り返り感無量の面持ちでしたが、すぐ本題に入り火葬のみのいわゆる「直葬」と呼ばれる方法から本葬もセットになっている「密葬」形式、そして現在人気のある「家族葬」の説明に入りますと、参加者の表情もいっそう真剣味を帯びてきます。
直葬は大都市で特に多く、10年前は葬儀全体の3%だったのが、現在は30%というのが現状で、その原因は葬儀を営む人が高齢、親戚も高齢で出席が少ない事情があるようです。葬儀相談で目立つのは、主人からの電話がある場合、直葬2割に対し、奥様からの電話のときは直葬8割という極端な結果がみられることです。今回の参加者にお聞きした結果では、1位「家族葬」、2位「密葬」、3位「直葬」希望でした。
お話しだけではなく時々は映像を黒板に写してみせ、理解を深める工夫も交えています。
例えば、家族葬の情景は、シンプルではあっても、家族と花で棺を囲んで、温かく心がこもった様式に皆さんを感動された様子でした。ただし家族葬は事前打ち合わせが必要ということですから、その心構えは必要です。
午後3時20分、休憩に入り一斉に珈琲が配られました。皆さんのご様子は深刻な感じではなく、嬉々とした雰囲気さえ感じられ、周囲の方との語らいも見られました。
10分後に再開。初め、裏にマグネットが付いたイラストを黒板に貼り付け、葬儀形式の説明があり、葬儀社をどう選ぶのか、解説がありました。まず事前に会って印象を確かめること。事前の見積りを必ず貰って検討することなど、納得してこそ良い葬儀が実現するとの結びの言葉でした。
ここで質疑応答の時間になりましたが、質問者が多く、活発な応答が交わされました。
「葬儀社抜きで葬式はできないものか」「コネクトはどこまでやってくれるのか」「コネクトが独り暮らしの人と契約できないものか」「分骨、散骨などの場合は、事前に火葬場へ連絡しておくのですか」「互助会会員の対処の仕方は」などの質問。意見としては「卒壽とか、喜寿など元気なときに家族と話し合うのがよさそう」「もうコネクトに決めました」などなど。賑やかなひと時が過ぎて、満足感ただよう閉会となりました。西田司会者からは、会議の総括、アンケートのお願い、来月のテーマは「尊厳死について」と閉会の辞が述べられます。
終わると、大拍手に包まれ、「頼りにしています」の声がかかりました。
再びNHKテレビの参加者へのインタビューが始まり、流れ解散となりました。私も何人かの人に質問しましたが皆さん満足された印象をいただきました。なかには身の上相談的質問もあって、急遽、三国講師の再登場を願った場面も。あちらこちらで参加者同士の会話が弾み、笑顔かわしつつ、三々五々桜吹雪の街へ散っていきました。(岡田)


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